顧客経験価値のよしあし


この言葉は『「おもてなし」のIT革命』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者は野村総合研究所技術調査部上級研究員の田中達雄さん。
田中さんは次のように書いています。


多くの製品やサービスが市場に溢れている現在、自社の製品やサービスを光り輝かせるためには、
機能や性能だけではない別の価値を訴求する必要があります。
そこで日本の「おもてなし」に相当する「顧客経験価値」というマーケティングのコンセプトが注目されるようになりました。


簡単に言えば、「何を売るか」ではなく「どう売るか」に重点を置いたマーケティング手法です。
顧客は製品やサービスを購入する場合、単に「製品やサービスを買う」だけでなく、
「製品やサービスを買う経験をしている」という考えに基づいています。
この経験のよしあしが競争優位を獲得/維持する上で重要になるというわけです。



あなたの会社では「顧客経験価値」を重視していますか?
この本は月刊トークス2010年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201009