お客さまではなく、ファンがいる


この言葉は『だれかに話したくなる小さな会社』(かんき出版刊)に出てきた言葉です。
著者は起業を総合的に支援する、ビジネスバンク社長の浜口隆則(はまぐち・たかのり)さんと、
小さな会社のブランド戦略を手がけるコンサルタント、スターブランドのフロントマン、
村尾隆介(むらお・りゅうすけ)さんのお二人です。
著者は次のように書いています。


小さなブランド会社には、お客さまではなく、お客さま以上の「ファン」がいます。
「ミュージシャンのビジネスモデル」を思い浮かべてみてください。
ミュージシャンにはお客さまはいません。
ミュージシャンの音楽やグッズを買うのはファンです。


ファンは、好きなミュージシャンが出すものなら、無条件で受け入れ、購入します。
新しいアルバムの中に入っている曲を聴いたことがなくても、発売前から予約して買います。
遠くに住んでいても、ライブに足を運びます。
また同じようなファンが一人でも多く増えるように、
積極的に「そのミュージシャンの魅力」を人に伝えます。


今現在「売れている商品・サービス」を、あなたの会社が持っていたとしても、
数年後、それはどうなっているか誰にもわかりません。
流行り廃りに左右されない経営をしていくためには、会社自体にファンを増やしていくことです。
「お客さまではなく、ファンがいる」のなら、あなたの会社が「次に発信すること」にも、
きっとまたファンは共感し、支持してくれます。



「お客さまではなく、ファンがいる」
素敵なことですね。トークスもそうありたいものです。
あなたの会社はいかがですか?
この本は月刊トークス2009年1月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200901