商品を売ろうとしているうちは、売れないセールスから脱することはできません


この言葉は『愛されて売る 魅せる販売術』(阪急コミュニケーションズ刊)に出てきた言葉です。
著者は元国際線キャビンアテンダント(客室乗務員)、
現在は人財育成コンサルタント
キャビンアテンダントへの就職・転職支援スクール経営者、
アメリカの公認会計士の美月あきこ(みづき・あきこ)さん。
美月さんは次のように書いています。


「あなたは何を売っていますか?」と聞かれたら、何と答えますか?
多くの人は、目の前にある商品を指差して、「これです」とか、
あるいは「○○という商品(サービス)です」と答えると思います。
でも、私から言わせていただくと、商品を売ろうとしているうちは、
売れないセールスから脱することはできません。


まず、お客様は雰囲気の中で「買おう」という気になる、ということに気づいてください。
ですから、お客様に心から「欲しい」と思っていただける雰囲気を作る必要があるのです。
そのためには、商品そのものを一生懸命売っていたのではダメです。
先ほどの「あなたは何を売っていますか?」という質問に戻りましょう。
答えは「自分」です。
売る人が魅力的でなければモノは売れません。
キャビンアテンダント流の自分演出力でお客様に好かれる能力を身につけましょう。



昔から「商品(サービス)を売る前に自分を売れ」と言われ続けてきましたが、
ついつい忘れがちですよね。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2008年8月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200808