使命感と感謝は、大成功者のエネルギー

この言葉は『ツキを超える成功力』(現代書林刊)に出てきた言葉です。
著者はビジネス界やスポーツ界でのメンタルトレーニング指導の第一人者の西田文郎(にしだ・ふみお)さん。
西田さんは次のように書いています。


「ぼちぼち」程度の成功なら、自分一人の力で勝ち取ったものと、まだ錯覚していられます。
しかし、大きく稼いでしまうと、そうはいかなくなります。
いろいろなところで、いろいろな人に、いかに自分が助けられてきたか。
それがイヤでも明らかになるのです。
したがって、大きく稼ぐ人ほど感謝を知り、謙虚さを身につけています。


感謝の心が生まれると、どういうわけか人は、自分の仕事に使命感を抱くようになります。
つまり、「世のため」「人のため」を考え出します。
じつはこれが最も強力な心のエネルギー、「成功力」になるのです。
使命感と感謝は、大成功者のエネルギーです。
大成功者は、世の中に対する使命感を持ち、
「自分の仕事は必ず人々の役に立ち、必ず人々の幸福を増進する」と信じています。


人間は、自分のために行動しているときは、その行動が正しいかどうか確信が持てません。
しかし不思議なことに、他人のために行動しているときは、自分の行動が正しいと信じられるのです。
だから、一刻も早く使命感を持つべきです。
使命感がなければ、もの凄く稼ぐ大成功者には絶対になれません。
なぜなら使命感のない野望は、しょせん自分一人の小さなものでしかないからです。



感謝し、使命感を持つ。
いつも心がけたいものですね。
この本は月刊トークス2006年3月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2006.html#200603