すべてのことに興味を持て


この言葉は『お金は宇宙から降ってくる』(中経出版刊)に出てきた言葉です。
著者はライカなどの世界の大企業と渡り合う町工場、三鷹光器会長の中村義一(なかむら・よしかず)さん。


中村さんは次のように書いています。


私はうちの社員に「すべてのことに興味を持て」と口酸っぱく言っています。
興味を持つということは、自分がバカになって、聞き上手になるということです。
「そんなこと知ってらあ」と高をくくるのではなくて、本当にバカになって話を聞くと、
基本的なところから丁寧に教えてくれるものです。
だから、普段でも下の者に間違っていると指摘されたら、うるさいなどと言って邪険にするのではなく、
絶対に話を聞くようにと課長らには言い聞かせています。


これはお客様に対しても同じことが言えます。
もし苦情を言われたならば、「次はこのように使ってください」などとするのではなく、
何が悪かったかを聞き、次に製品をつくるときの参考にしなさいということです。
それを積み重ねれば自然と、製品の質も、自分の腕もよくなっていきます。



興味を持つということは、単に好奇心旺盛になるだけではなくて、
聞き上手になるということなんですね。
私は好奇心は旺盛ですが、聞き上手はまだまだです。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2004年11月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2004.html#200411
完売の号が多い2004年ですが、この号は少しですが在庫がございます。