完璧主義者は嫌われる。不完璧主義者になれ
この言葉は『斎藤一人のツキを呼ぶ言葉』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
斎藤一人(さいとう・ひとり)さんは、皆さんよくご存じですよね。
何年も連続で全国長者番付ベスト10入りをされている方です。
それも土地や株売却ではなく、商売で大儲けしている方です。
斎藤さんは「スリムドカン」などのヒット商品で有名な「銀座まるかん」の創設者です。
この本の著者は、「読書のすすめ」という本屋さんを経営されている清水克衛(しみず・かつよし)さん。
この本の中で著者の清水さんは次のように書いています。
斉藤一人さんは、幸せになるには三つのコツがあると言います。
最初の一つが、不完璧主義者になることです。
一人さんは、完璧主義者についてこう言います。
「完璧主義者というのは、完璧に物事が出来る人間じゃないんだよ。人間は完璧には出来ないの。
じゃあ、完璧主義者とは何ですかというと、何かやった後、完璧に出来なかったことで自分を責めるか、
他の人を責める人間のことなんだ」
だから、「完璧主義者は確実に嫌われる」と一人さんは言います。
一人さんは、
「不完璧主義の人間というのは、
『こんなにうまくいったんだから、よかったね』と、
上手くいったところを見て喜ぶんだよ」と、言います。
不完璧主義者は、物事の失敗を責めたりはしません。
それよりも、少しでも上手くいった点を探して、そのことを喜びます。
ですから、何ごとをする場合でも、結果を恐れるようなことがありません。
自分のミスや失敗、あるいは避けることの出来なかった不運による失敗なども、
気に病む必要がなくなります。
もちろん、他の人を責めることもないわけです。
だからこそ、一人さんは、「不完璧主義者になれ」と勧めるわけです。
こういう言葉を聞くと、「あ〜、今朝もトークスを聴いてよかったな〜」と思います。
私も自分を責めるタイプの人間だからです。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2002年11月号でご紹介しました。