ハードルを上げて人に紹介する


この言葉は『あなたがいなくても勝手に稼ぐチームの作り方』(明日香出版社刊)に出てきた言葉です。
著者はリモートコントロール撮影機材メーカー、カナリア社長の岡田充弘さん。
岡田さんは次のように書いています。


「あなたがいなくても勝手に稼ぐチーム」では、リーダーはもとより、メンバーも
自立したプロフェッショナルであることが求められます。
それでは、メンバーにプロ意識を持たせるには一体どうすればいいのでしょうか?


それはまず相手を一人前のプロとして扱うことです。
たとえば、メンバーに何かを依頼する場合には、「君だからお願いした」、
「君になんとか助けてもらいたい」といった表現を使ってみてはどうでしょうか?


さらに効果的なのは、ハードルを上げて人に紹介することです。
私は社外の方にメンバーを紹介するときは、あまり謙遜しないで、
「彼女はこれからうちの事業部を背負って立ってくれる人材です」といったふうに
ハードルを上げて紹介するようにしています。
それはプロ意識を持ってもらいたいのと、実際に本気でそう思っているからです。
メンバーの成長を願ってプロとして扱えばやがて本当にプロになり、
ノンプロとして扱えばそれもまた本当にノンプロになってしまうものなのです。



あなたはメンバーをどのように紹介していますか?
この本は月刊トークス2011年4月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2011.html#201104