会計の本質を理解して使う


この言葉は『社長なら「財務3表」のここを見ろ!』(日本実業出版社刊)に出てきた言葉です。
著者は経営コンサルタントの國貞克則さん。
國貞さんは次のように書いています。


私が中小企業の社長をサポートする中でつくづく感じたことは、
会計を理解していない社長がいかに多いかということでした。
会計を理解するといっても、
社長には簿記や仕訳のルールについての知識は必要ありません。
社長に求められることは、
会計がどのようなしくみで何を表そうとしているのかという
会計の本質を理解して使うことなのです。


会社の帳簿には、仕訳帳や総勘定元帳などいろいろな種類のものがあります。
しかし、社長が知っておかなければならないのは次の3つの表だけです。
資金繰表、貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)の3つです。
3つの中でもとくに理解し活用していただきたいのがBSです。


すべての会社は、業種や規模が違っても、行っていることはみな同じです。
すべての会社は「お金を集めて」、それを「何かに投資し」、「利益を上げる」という3つの活動をしています。
そして資金繰表もPLもBSも、この3つの活動がどのように行われているかを表しているだけなのです。



あなたは会計の本質を理解して「財務3表」を使っていますか?
この本は月刊トークス2010年12月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201012