抜本的な戦略立案のためにはドメインから見直す


この言葉は『戦略の見える化』(アスコム刊)に出てきた言葉です。
著者は「可視化経営」を提唱するNIコンサルティング社長の長尾一洋さん。
長尾さんは次のように書いています。


会社は勝たなければなりませんが、実は戦わずして勝つ方法があります。
それは他社がやらないことをやることです。
つまり、自社独自の土俵を作れば、一人横綱になれるということです。


たとえば、魚屋というのは、魚を売っているから魚屋と呼ばれています。
しかし「私の会社は魚屋ではなく、メタボ対策会社だ」と言えば、独自の会社になります。
メタボ対策業だと思えば、すべての魚を扱うのではなく、「メタボ対策になる魚をそろえよう」と思います。
これだけでも、魚屋の差別化になります。
「あそこの魚屋は、ちょっと違うぞ」と思ってもらえるようになれば、口コミで広がっていきます。
このように抜本的な戦略立案をするためにはドメインから見直す必要があるのです。



あなたの会社のドメインはどのように設定されていますか?
この本は月刊トークス2010年10月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201010