数字は適当に決める


この言葉は『経営計画は1冊の手帳にまとめなさい』(中経出版刊)に出てきた言葉です。
著者は経営サポート事業などを行う株式会社武蔵野社長の小山昇さん。
小山さんは次のように書いています。


経営計画書の作成は、目標の数字を決めることからスタートします。
目標の数字を決める際、多くの社長が売上を先に決め、最後に経常利益の数字を出します。
私は違います。経常利益をいちばん先に決定します。
その後、損益計算書を下から上へ順番にさかのぼっていけば、最後に必要な売上が決まります。


では、どのようにして経常利益の数字を決めたらよいでしょうか。
数字は適当に決めてください。
社長が「いくら欲しい」と決めれば、それが目標額になります。
スタートする前から、正しさを求める必要はありません。
とりあえず数字を決めて、不都合が生じてから修正すればいいだけのことです。


あなたの数字の決め方はいかがでしょうか?
この本は月刊トークス2010年7月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201007