未来を読み切る努力を続ける


この言葉は『戦略力を高める』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者は欧州系最大の戦略コンサルティング・ファーム、株式会社ローランド・ベルガー取締役パートナーの平井孝志さん。
平井さんは次のように書いています。


戦略力を高めるには、次の4つの力を鍛える必要があります。
「環境変化の先を読む力」「あるべき姿を描く力」「自分を見つめ直す力」「道筋をつくる力」の4つです。


一つめの力は「環境変化の先を読む力」です。
もちろん、未来がどうなるかは誰にもわかりません。
大切なのは、諦めずに未来を読み切る努力を続けることです。
その際の心掛けは次の2つです。


一つは、常に思考の枠を広げておくこと。
未来は狭い枠の中には収まっていません。
つまり正しく未来を見通すためには、大きな思考の枠を持つ必要があります。
二つめは、外部の環境をたんなる「ソト」と思わないように心掛けることです。
志の高いビジネスマンとしては、天下国家ですら自分の問題と捉える心構えを持っていたいものです。



あなたは未来を読み切る努力を続けていますか?
この本は月刊トークス2010年7月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201007