工場の稼働率は、「作れば売れる時代」の産物


この言葉は『なぜ日本の製造業は儲からないのか』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者は製造業のコンサルタントサステナビリティコンサルティング社長の石川和幸さん。
石川さんは次のように書いています。



工場の稼働率は、「作れば売れる時代」の産物で、とにかく工場はフル稼働することが良いとされていました。
しかし、現在は市場も成熟化し、「作れば売れる時代」ではありません。
売れもしないのに工場をフル稼働させると、結果的に在庫の山を築いてしまいます。
ところが、多くの工場で、いまだにこの稼働率指標は生きています。
日本の製造業は稼働率に代表される古くさい管理指標をいまだに引きずっています。
それが日本の製造業が儲からない理由の一つです。



私たちは他にも古くさい指標を引きずっていないでしょうか?
この本は月刊トークス2010年2月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201002