もはや土建屋同士の戦いではない


この言葉は『もう、「土建屋」はやめよう』(あさ出版刊)に出てきた言葉です。
著者は全国の地域ゼネコンのネットワークを構築している株式会社ITG会長の土屋昭義さん。
土屋さんは次のように書いています。


現実に、地域ゼネコンの仕事の絶対量は減っています。
大きな得意先であったローカルチェーンのテナントは年々店舗を減らしています。
それに置き換わっているのは全国チェーンのテナントです。
全国チェーンのテナントは地元にとらわれずに発注先を決定します。
だから、違うエリアから、違う業種から、予想外の業界から、競争相手は次々と出現してきています。


具体的に、どんな業種がライバルになりつつあるのでしょうか。
建設業の中ではまず、大手ハウスメーカーが挙げられます。
異業種からの参入という点では、不動産業の動きが活発です。
銀行や証券会社、さらには、コンサルタント業やファイナンシャルプランナー
もしかすると保険業もライバルになる可能性が考えられます。
もはや土建屋同士の戦いではなくなっているのです。



あなたの競争相手はいかがでしょうか?
違うエリアから、違う業種から、予想外の業界から、現れてきているでしょうか?
この本は月刊トークス2009年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200909