思考を意識して変える


この言葉は『お金を稼ぐ読書術』(ビジネス社刊)に出てきた言葉です。
著者は米国公認会計士、不動産投資コンサルティング会社経営者の午堂登紀雄さんです。
午堂さんは次のように書いています。


自分の行動を支配するものは何でしょうか?
たとえば「株価が低迷」という状況は同じでも、
「安く買えるチャンス」と考えて買う人もいれば、
「やっぱり株はこわい」と遠ざかる人もいます。
同じ状況に遭遇しても、行動が異なるのは、人それぞれ考え方が異なるからです。


僕たちは普段、「状況→感情→思考(判断)→行動→結果」というサイクルを繰り返しながら生きています。
つまり、思考体系と行動体系に影響を与えるのは、状況に直面して抱く「感情」です。
しかし感情はすぐには矯正できません。
ですから、その後の思考を「意識して変える」ということが必要なのです。


たとえば今までは「壁にぶつかったら引き返す」という思考(判断)をしていたとしましょう。
それを「ハシゴを使って乗り越えられる」自分になる。
あるいは「誰かに肩車をしてもらって乗り越えられる」自分になる。
もしくは「ドリルや大砲を使って壁を壊すことができる」自分になる。
そんな自分に組み変える必要があるのです。


思考を意識して変える
あなたはいかがでしょうか?
この本は月刊トークス2009年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200909