ためらわずに電話をしてアポをとる


この言葉は『社長がやるトップセールスの極意』(日本経営合理化協会刊)に出てきた言葉です。
著者は「販売の鬼」と呼ばれ、事務機メーカーのリコーの販売軍団を育てた立役者。
その後婦人服小売の三愛に転じ、常務、社長を歴任。現在は経営コンサルタントの田中道信さん。
田中さんは次のように書いています。



社長自らのトップセールスで、まずとるべき具体的なアクションは、
実に当たり前のことですが、先方のトップと会うアポイントをとることです。
ところがこの最初のアクションに踏み切れない社長がいます。
「いきなり電話しても」「誰か中に立って紹介してくれる人がいないと」…、
お客の現場に足を運んでいない社長ほど、いざとなるとグズグズして動きません。


先に結論を申しあげると、同じ業界内であれば、他社ユーザーであっても
先方の社長とアポを取ることは難しくはありません。
先方はあなたの会社の存在をちゃんと知っているものです。
だから面会を申し出ると、「あそこの社長が俺に?」と思っても、必ず時間を作ってくれます。
私はリコーの支店長時代に、ライバルメーカーの代理店を大量にリコーの代理店にひっくり返したことがあります。
このときも、ライバルメーカーの代理店の社長に、アポの申し出を断られた経験はほとんどありません。
とにかくためらわずに電話をしてアポをとることです。
会えば必ず何かが生まれます。



あなたは電話をしてアポをとり、トップセールスしていますか?
この本は月刊トークス2009年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200909