できないのではなくて、やる意志がないだけ


この言葉は『社長が判断すべき重要人事』(本経営合理化協会刊)に出てきた言葉です。
著者は社員がワクワクして仕事をする仕組み、自創経営システムの創始者、東川鷹年さん。
東川さんは次のように書いています。



33年間人事の仕事に関わってきた私が確信をもって言えることは、
生え抜き社員が全社員の半分を超えたとき、会社は大きく変わりだすということです。
それまで社長が言ったことが社員の末端まで届かなかったものが、
急速に、社員のすみずみまで行き渡るようになるのです。
だから会社を強くしようと思うならば、第二ステージに入った段階で、
最初は応募が少なくて苦労しますが、新卒採用をはじめることです。


「当社は未上場の中小企業ですから、新卒採用なんて無理です」
とあっさりとおっしゃる社長がおられますが、
それはできないのではなくて、やる意志がないだけのことです。
西尾レントオールもそうでしたが、
どの会社も最初は知名度もない予算もない状況から新卒採用をはじめます。
あるのは「新卒を採用したい」という社長と人事担当者の強い思いだけです。


できないのではなくて、やる意志がないだけ
これは人事だけでなく、あるいは仕事のことだけでなく、すべてのことに言えることですね。
この本は月刊トークス2009年8月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200908