アサーティブ・コミュニケーション


この言葉は『部下はなぜ上司の言うことを聞かないのか』(ビジネス社刊)に出てきた言葉です。
著者は「国際的規模での人材活用、人材育成」をキーワードにコンサルティング業務を手がける
グローバリンク社長の大串亜由美(おおくし・あゆみ)さん。
大串さんは次のように書いています。


ビジネス環境がますます厳しくなる時代には「足し算の成果」では間に合いません。
「掛け算の成果」を生み出せるチームづくりが必須です。
そのカギとなるのが「アサーティブ・コミュニケーション」です。


コミュニケーション・スタイルには、大きく分けて
「アグレッシブ」「パッシブ」「アサーティブ」の3つのタイプがあります。
「アグレッシブ」な人は、相手を叩きのめしてでも自分のメリットを優先し、
自分の主張を押し通そうとします。
「パッシブ」な人は、自分を犠牲にしてでも相手に合わせようとします。


「アサーティブ」はアグレッシブとパッシブの中間タイプではありません。
「アサーティブ」な人は、まず自分のことを考えますが、相手のことも同じように配慮します。
誰に対しても自分の意見・立場・ニーズを率直に語りますが、
相手にもそうすることを期待し、相手の意見・立場・ニーズにも真摯に耳を傾けます。


アグレッシブが攻撃的、パッシブが受身的なのに対し、
アサーティブな人はニュートラルでストレートで、積極的です。
あなたはどうですか。


この本は月刊トークス2009年6月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200906