仕事の見える化


この言葉はNIコンサルティング社長の長尾一洋さんの書かれた本(中経出版刊)のタイトルです。
長尾さんは次のように書いています。


大切なものは見えません。仕事においても同様です。
では、仕事にとって大切なもので、しかも目に見えないものとは何でしょうか。
私は3つあると考えています。
会社の未来、社員の頭の中、顧客の頭の中。
この3つが見えないと、仕事はうまくいきません。


まず、会社の未来が見えないと、
今やっている仕事に対して不安を抱きます。
仕事に情熱を持って取り組んでいこうという気持ちがなくなります。
次に、社員の頭の中が見えないと、
お互いのコミュニケーションがうまくいかず仕事はストップします。
最後に顧客の頭の中が見えなければ、
ニーズにかなった商品やサービスを開発することも、売ることもできません。


では、どうすればよいでしょうか?
長尾さんは本書の中で、
会社の未来を見える化するためには20年後のビジョンマップをつくり、
社員の頭の中、顧客の頭の中を見える化するためには「見える化日報」の導入を提唱しています。
この本は月刊トークス2009年6月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200906