先にコンセプトを作る


この言葉は『「0円販促」を成功させる5つの法則』(同文舘出版刊)に出てきた言葉です。
著者は小さな店の販促サポーター、ザッツ代表の米満和彦(よねみつ・かずひこ)さん。
米満さんは次のように書いています。


あなたの店にはコンセプトはありますか?
「コンセプトで売上が上がるなら苦労しないよ!」と思われるかもしれませんが、
これは実は「0円販促」に直結する魔法のツールなのです。


たとえば、あなたの店が「魚」主体の店だったとします。
まずは、あなたの店を「魚料理専門店」とイメージづけてください。
そして、さらにそのイメージを進化させていきます。
たとえば「博多漁港でその日に獲れた新鮮な魚料理を出す店」といった感じです。
「目の前でマグロの解体ショーが見られる「魚専門店」でもいいでしょう。


「魚料理なら○○!」このようなイメージが定着すれば、
お客様はどんなシーンでも、あなたの店の存在を思い出しやすくなります。
思い出してもらえれば、お客様は他の店ではなくあなたの店に来てくれるでしょう。


このイメージ戦略は、初期投資も継続経費もかかりません。
つまり、「0円販促」の実現性が格段に高まる! ということです。
大切なことは、店側がコンセプトを伝えるから、
それをもとにお客様がイメージをつくる、という流れなので、
先にコンセプトを作る必要があるのです。


私たちは何でもすぐに忘れてしまいますよね。
お客様に忘れられないようにしなければなりませんね。
この本は月刊トークス2009年5月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200905