名刺はビジネスにおけるラブレター


この言葉は『口ベタなあなたを救うしゃべる名刺』(日本実業出版社刊)に出てきた言葉です。
著者はビジネス名刺プランナーの中野貴史(なかの・たかし)さん。
中野さんは次のように書いています。


「しゃべる名刺」は、八面で構成された文字だらけの名刺で、正式名称は「言霊名刺」と言います。
言葉は場合によっては、たったひと言で人の命を奪うことも、救うこともできてしまう力を秘めています。
よって「しゃべる名刺」の主役は、写真でもデザインでもなく、言葉そのものなのです。
「しゃべる名刺」は、あなたの人となりや想い、仕事内容や提案など、
本来営業トークで話すべきことを、あなたの代わりに相手に伝えてくれます。


基本的に名刺とは「お仕事につなげたい」という目的のもと、初対面の方に真っ先に渡す営業ツールです。
これは、初対面の異性に対して「付き合いたいんです!」と、いきなりラブレターを渡すのと同じようなものです。
名刺がビジネスにおける「ラブレター」であるならば、名前と連絡先が書いてあるだけの無愛想なものでいいはずがありません。
自分を知ってもらうための情報や、相手を想う気持ち、自分と付き合う意味などは、書いてあって当然です。


あなたの名刺はどんな名刺ですか?
この本は月刊トークス2009年4月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200904