リスクとは、回避するものではなく、選びとるべきもの


この言葉は『成功するならリスクをとれ!』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者は国際公認投資アナリスト、ベンチャー・キャピタリストの小松伸多佳(こまつ・のぶたか)さん。
小松さんは次のように書いています。


ローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンと言われるように、
リスクとリターンの間には比例的関係が存在しています。
このリスクとリターンが比例的関係にあるとは驚くべき結論であると気づく必要があります。
なぜなら、この比例的関係は、「リスクをとらなければリターンはない」ということを示しているからです。
リスクは利益の源泉であると言い換えても良いかもしれません。


「リスクは利益の源泉である。リスクをとらなければリターンはない」
このように考えると、リスクに対して抱くイメージが一新されるのではないでしょうか?
常識的には、「リターンとはなるべく獲得すべきもの、リスクは徹頭徹尾回避するもの」と
考えるのが普通でしょう。
しかし、この直感が間違っているというのです。
より高いリターンを得ようとすれば、より高いリスクをとっていかなくてはならないのです。
リスクを回避するということは、リターンを忌避、嫌って避けることにも等しいのです。
したがって、リスクとは、回避するものではなく、選びとるべきものなのです。


厳しい経済情勢が続いている昨今ですが、あなたはリスクを回避していませんか?
この本は月刊トークス2009年2月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200902
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