クラウンとお客様の感情は、鏡のようなもの


この言葉は『道化師(クラウン)流サービスの力』(こう書房刊)に出てきた言葉です。
著者は2008年WCA(世界クラウン協会)で金メダルを受賞された
クラウンKこと大棟耕介(おおむね・こうすけ)さん。
大棟さんは次のように書いています。


クラウンとして決して忘れてはならない大事なことは、
「自分自身がパフォーマンスを心から楽しんでいるか」ということです。
パフォーマンスをする者が「おもしろい」と思っていれば、
その気持ちは自然に周りの人に伝わっていくものです。
つまり、クラウンとお客様の感情は、鏡のようなもの。
演じ手が楽しいと思ってパフォーマンスをすれば見る側も楽しいし、
気乗りしないまま行えばそれも伝わります。


お客様が心地よい状態をつくることがおもてなしであり、
鏡に映った状態で心地よさが測られるのであれば、
自分がどれだけ楽しさを見つけられるかは大切なことです。
そのためにも、自分自身がパフォーマンスを常に楽しみたいと思っています。



「鏡のようなもの」これはビジネスでも日常生活でも言えますね。
こちらから挨拶したり、微笑んで、人に接したいものです。
ちょっとしたことでお互いに気持ちよくなれるのですから。
この本は月刊トークス2008年12月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200812