アクションクレドを実施することで企業理念の実現に近づく


この言葉は『クレドが「考えて動く」社員を育てる!』(日本実業出版社刊)に出てきた言葉です。
著者は日本で唯一のクレド専門コンサルティング会社、日本クレド社長の吉田誠一郎(よしだ・せいいちろう)さん。
吉田さんは次のように書いています。


クレドをつくるときには、パート・アルバイトを含め全社員を参加させ、
お客さま、取引先などステークホルダーの声を集めます。
クレドを文章化するときには、クレドの全体構成を考えましょう。
何より読み手である社員にとって、わかりやすいものであることが大切です。
そのためには、「企業理念」、
理念をわかりやすくした「グランドクレド」、
実際に行動するための「アクションクレド」の三部構成にするとよいでしょう。
こうすると、企業理念→グランドクレド→アクションクレドという落とし込みが実現します。
逆に、現場の社員からみると、アクションクレドをきちんと実施することで企業理念の実現に近づくことが理解できるのです。


大事なのは、出来上がった文章をたった一枚のカードにレイアウトすることです。
クレドカードが完成し、一人ひとりに配布されたときから、新たなステージに入ります。
クレド浸透の作業のスタートです。
クレドに基づいて業務が推進され、ステークホルダー満足のために社員が行動し、
そして社員一人ひとりが人間的にも素晴らしく成長していく、
というゴールに向かって動き出すステージに入るのです。



企業理念→グランドクレド→アクションクレドという三部構成はわかりやすいですね。
あなたの会社にはクレドはありますか?
この本は月刊トークス2008年12月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200812