3%の成功法則


この言葉は『3%の経営発想力』(カナリア書房刊)に出てきた言葉です。
著者は株式会社を5社、その他に投資組合・協同組合・社会福祉法人を経営する川合善大(かわい・よしお)さん。
川合さんは次のように書いています。


私は23歳で独立し、30年以上にわたり、経営者としてビジネスの現場を見てきた経験から、
世の中には「3%の成功法則」というものが存在すると考えています。
たとえば、世の中に会社はたくさんありますが、
恥ずかしくない利益を出している会社は、せいぜい3%くらいです。


中小企業庁の調査によれば、全企業の中で10億円以上の売り上げがあるのは約3%。
設立100年を超えるいわゆる老舗企業も3%しか存在しないのです。


私の周りの社長を見回してみても、社長と威張れる年収を取っている人はほとんどいません。
調査によれば、全国でも5千万円以上の年収を稼いでいる社長は、わずか3%しかいないそうです。


世の中には、正しい社長が3%。言い換えれば、97%の社長は間違っているということです。
97%の社長は間違っているということは、97%の経営も間違っているということです。
だから「成功したい」と思うなら、その前に97%である常識を疑う。ここから始めるべきです。


この本は月刊トークス2008年7月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200807