目標設定をする目的は、目標を達成するためではない


この言葉は『愚直に積め!』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者はベンチャー・キャピタル、住信インベストメント、投資第一部長の辻俊彦(つじ・としひこ)さん。
辻さんは次のように書いています。


ハンズオンとは投資先企業に対して積極的な経営関与を行うことを言います。
ハンズオンが成果を挙げるとは限りませんが、私は投資先企業に積極的に関与させていただいています。
今までの経験に基づくと、投資先の成長を支援する有効な方法は、
現場の会議をとおして、プラン・ドゥ・チェックのPDCサイクルをスピーディに回すことです。
成長できない会社は、このPDCサイクルが回っていません。


事業計画を立てても、そのとおりにはならない、と言う人もいます。
しかし、事業計画を立て、目標設定をする目的は、目標を達成するためではありません。
目標達成を目指してアクションを起こすことです。
目標を設定することで、今何をすべきかが明確になり、タスクの優先順位づけが容易になります。




目標達成を目指してアクションを起こす、そして愚直に積み重ねていく。
あなたは、あなたの会社はいかがでしょうか?
この本は月刊トークス2008年4月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200804