「売れる」と「買う」は常に表裏一体のもの


この言葉は『そうそう、これが欲しかった!』(東洋経済新報社刊)に出てきた言葉です。
著者はオラクルひと・しくみ研究所代表の小阪裕司(こさか・ゆうじ)さん。
小阪さんは次のように書いています。


普段あまり意識しませんが、実は「売れる」と「買う」は常に表裏一体のものです。
お客さんが買わなければ売上げにはなりません。
そして「買う」というのは人の「行動」です。
どのような業種であれ、どのような規模の企業であれ、同じです。
「買う」というお客さん一人ひとりの行動こそが、企業活動を支える柱です。
そして、この行動というものの背景にあるのが「感性」です。
お客さんに行動してもらうためには、感性に働きかけることが必要になります。
人は感性を刺激された結果として消費行動を起こすからです。



ビジネスパーソンは「売る」立場になると、自分も「買う」立場にいることをついつい忘れがちになりますね。
私は買い物が大好きで、人から感性を刺激されなくてもバンバン買います。(苦笑)
私のようなお客さまばかりだったらどんなにビジネスは楽だろうと思ってしまいますが、
一般的には違うようですね。
あなたはお客さまの感性に働きかけていますか?
この本は月刊トークス2007年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2007.html#200709