最終決定を会議に頼ってはいけない


この言葉は『打つ手は無限』(サンマーク出版刊)に出てきた言葉です。
著者は日本経営合理化協会理事長の牟田學(むた・がく)さん。
牟田さんは次のように書いています。


さまざまな新事業の開発や、新商品開発の現場に立ち会いますが、
その成功のほとんどの場面で感じることがあります。
それは、最終決定を会議に頼ってはいけないということです。
会議というものは、公平や平均や多数を見るときに最適です。
しかし、画期的なことや、爆発的なことや、非常識的なことには、まったく向きません。


画期的で、独創的な事業や商品を開発したいときには、多数の意見を聞くよりも、
優秀な感性型の人材を選び、たった一人の人間に任せることです。
その一人の人間に、寝ても覚めても、そのことだけを考え、感じ、集中して熱中することを要求します。
それが画期的で、独創的な事業や商品を開発したいときの秘訣です。



どんなに尖っていたアイデアでも何人かで話し合っているうちにまん丸くなってしまい
面白みのないものになってしまうのはよくあることですね。
あなたの会社の新事業の開発や、新商品開発はいかがですか?
この本は月刊トークス2007年5月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2007.html#200705