時間貧乏から時間リッチに変わるための大原則


この言葉は『1週間は金曜日から始めなさい』(かんき出版刊)に出てきた言葉です。
著者は人気テレビ番組「マネーの虎」のレギュラーだった通販会社、
健康プラザコーワ社長の臼井由妃(うすい・ゆき)さん。
臼井さんは次のように書いています。


時間貧乏の方が、誤解していることがあります。
それは「やることがたくさんあるから、時間が足りない」
あるいは「やることを減らせば時間は増える」と考えていることです。
「時間がないから○○ができない」という「引き算の発想」はキッパリと捨て去ってください。
そして「あれも、これも」という「足し算の発想」に切り替えるようにしてください。
これが時間貧乏から時間リッチに変わるための大原則です。


足し算の発想が、時間リッチにつながる第一の理由は
「あれも、これもやることによって、時間密度が高まる」からです。
賢い時間の使い方というと、時間を節約することばかりにとらわれがちになります。
しかし、私は、時間を節約する方法よりも、時間をより活かす「一粒で何度もおいしい」方法を考えます。


具体的にはこういうことです。
私は宅建の資格を「自社ビルを持ちたい」という目的を達成するために取得しました。
しかし、私は「せっかく宅建の勉強をするのなら、
いずれは不動産賃貸業や不動産関係の講演・執筆もできるようになりたい」と考えました。
こう考えると、同じ勉強をするにしても、得られる成果は2倍になります。
となると、勉強のやる気も俄然わいてきます。
事実私は、わずか1ヶ月で宅建の資格を無事取得しました。
そして資格を活かして好条件でビルを購入し、
不動産賃貸業や不動産関係の本の執筆まで仕事の幅を広げることができました。
これが、時間密度を高くする、ということです。



こういう良い本をたくさん読んでおきながら、私は時間貧乏からなかなか抜け出せません。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2007年2月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2007.html#200702