よそと同じものはつくらん


この言葉は『楽して、儲ける!』(中経出版刊)に出てきた言葉です。
著者は、経常利益率が常に15%以上、年末年始休暇は19連休、給料は地域一番という
電設資材のカリスマ・カンパニー、未来工業創業者の、山田昭男(やまだ・あきお)さん。


山田さんは次のように書いています。


電設資材の場合、材質やつくり方は、きっちりと法律で決められています。
しかし、いくら法律で決められているといっても、どこか工夫できる小さなネタはあるものです。


いま、1万6000点ぐらい商品がありますが、全商品、差別化しています。
そして、差別化できないものはつくりません。
どんなに売れても、よそで売れていても、うちではつくらない。
それが未来工業のポリシーです。


「日本ではじめて」を発信し続けるためには、製品開発部だけでなく、全社が努力する必要があります。
だから、「常に考える」ことが大切だと私は社員に言い続けています。
「常に考える」
この言葉は、会社のあちこちに貼ってあります。
階段の踊り場、廊下の壁、防火扉…とにかく10メートルごとに貼ってあります。
これは、社是でも経営理念でもありません。
未来工業の“合言葉”といったものです。
常に考え、新しいアイデアを形にしてこそ、未来工業は伸びていくのです。


「よそと同じものはつくらん」「常に考える」
あなたの会社はいかがですか?


この本は月刊トークス2004年6月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2004.html#200406
残念ですが、この号は完売です。
申し訳ありません。