具合が悪いときに具合が悪いと言ったら、具合が悪いのが治りますか?


この言葉は『君に成功を贈る』(日本経営合理化協会刊)に出てきた言葉です。
著者は中村天風(なかむら・てんぷう)師です。
天風先生の人生成功の哲学に魅了された人は多く、
東郷平八郎元帥、ロックフェラー三世、松下幸之助氏など
多くの人々が「生涯の師」として心服しました。


天風先生の本や講演CDをお好きなビジネスマンは多いですね。
月刊トークスでもこの本と
恐らくいちばん読まれている『成功の実現』(日本経営合理化協会刊)を紹介させてもらいました。


この本の中で天風先生は続けて、このように述べておられます。


運命が悪いときでも「ああ、俺はなんてついてないんだ」って言ったら、運命がよくなりますか?
消極的な言葉を言えば言うほど、よりいっそう悪い状態が自分自身に返ってきてしまうんです。
ですからどうせ言うなら、「ああ、ありがたい」「ああ、楽しい」「ああ、嬉しい」って言ってごらんよ。
積極的な言葉を自分が発すれば、期せずして病も運命も、どんどんよくなっていくようになるんですよ。


何かうまくいかない時に、みんな、自分以外のもののせいにする人がいますが、
とんでもない了見違いですよ。
運が、むこうから、みなさんのほうへお客のように来るんじゃないんですよ。
すべての幸福や好運は、自分がよび寄せなければ来やしないんです。
自分がよび寄せるというのは、自分の心が積極的にならないかぎりは、よび寄せられないんです。
もっとやさしく言うと、幸福や好運は、積極的な心もちの人が好きなんですよ。


いかがですか?
私も積極的に生きていこうと思うのですが、正直言って、時々落ち込みます。
そんなときは、天風先生のCDを聴いたり、
月刊トークスのバックナンバーを聴いて、元気を、勇気をもらっています。


月刊トークスの一番のリスナーは私かも・・・


この本は月刊トークス2002年1月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2002.html#200201