継続することは難しくない−自分を大切にする


「またサボってしまった。僕は本当に意志が弱い人間だ」
自分のことを、そんなふうに思ったことはありませんか?


意思が本当に弱ければ、あなたは何もかも続けられないはずです。
でも、そんなことはないでしょう?
続けていることもあるはずです。
たとえば、お勤めの方なら通勤を続けているはずです。
生きていくためには食事もし続けているし、歯磨きや洗顔だって毎日続けているはずです。
このように気楽に考えるくらいでちょうど良いのではないでしょうか。


一番いけないのは自分を嫌いになることです。
一流の人は自分をとても大事にしているそうです。


『出世ドリル』(PHP研究所刊)という本をご存じでしょうか?
著者はキャリアコンサルタントの高嶋ちほ子さん。
高嶋さんは累計40万部のベストセラー『プロ論。』シリーズの編集・取材・執筆を担当された方です。
それ以外の雑誌等の取材もすべて合わせると、約20年間で1000人以上の業界トップに取材をしているとのこと。
月刊トークスの要約原稿の一部をご紹介しましょう。


【要約原稿ここから】
一流になる人は仕事が好きです。
でも、それ以上に自分をとても大事にしています。
「自分を大切に思う心」が、いい仕事をする原動力だと言ってもいいでしょう。


利己主義に聞こえそうですが、そうではありません。
一流の人は、他人もとても大切にしています。
なぜなら、人間は共同体の中でしか生きられないことを知っているからです。


三流は、自分も他人も粗末に扱う。
二流は、自分だけを大切にする。
一流は、自分も他人も大切にする。
これをよく覚えておいてください。この本の原理原則です。
【要約原稿ここまで】


この本は月刊トークス2013年6月号でご紹介しました。

あなたも今日から、「自分は意志が弱い人間だ」なんて考えるのはやめにしましょう。
まず自分を好きになり、「自分にも継続してきたことはある。これからもいろんなことを継続できる」と考えましょう。


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