マイ・プレジャー


この言葉は『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』(Nanaブックス刊)に出てきた言葉です。
著者は会社経営、作家、人材プロデューサーとして活躍中の夏川賀央(なつかわ・がお)さん。
夏川さんは次のように書いています。


人との関係において「やさしさ」が必要だ、というのは誰しも納得するところだと思います。
しかし、だから仲良くなった人にやさしくしよう…と、
単にそれだけのことを言いたいわけではありません。


じつはここで言う「やさしさ」とは、ただ目の前の人にやさしくするという、
人間の行為として、非常に本質的なもののことを指します。
相手に好かれなくても、相手が自分のやさしさをまったく理解しようとしなくても…
それでもやさしくするという根源的なものです。
多くのいい人脈を集めてしまう人は、自然とこの「やさしさ」を実行しています。


まずは「人にやさしくする」ということを、「自分の喜び」として感じ取れなくてはなりません。
たとえばイギリスのジェントルマンは、女性や高齢者にやさしくするのが大好きです。
そして「サンキュー」とお礼をされたら必ず「マイ・プレジャー」と答えます。
「マイ・プレジャー」、つまり「私の喜びです」ということ。
この「喜びである」という意識が、自分が望む人間関係をつくっていくのに重要です。


「マイ・プレジャー」
言われると本当に気持ちの良い言葉ですね。
この本は月刊トークス2009年1月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200901


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