チェックと対策を徹底する


この言葉は『社長の指示命令』(アスカ・エフ・プロダクツ発行、明日香出版社発売)に出てきた言葉です。
著者は経営コンサルタント、SKY社長の上山茂生(うえやま・しげお)さん。
上山さんは次のように書いています。


社長の指示命令には大きく分けると3つの傾向があります。
あまりよろしくない傾向ということで、指示命令に関する社長の3つの病気と名付けています。
それは、自信喪失病、指示命令過剰病、不徹底病、の3つです。

その中でも日本の中小企業で最も多いタイプが指示命令不徹底病です。
社長の指示命令は幹部や社員にいい加減に受け取られています。
「どうせまた、しばらくすれば忘れるだろう」なんて感じです。
この不徹底病の対策はどうすればよいでしょうか?


代表的なマネジメントサイクルにPDCA、計画、実行、チェック、対策とがあります。
不徹底病の会社では、このチェック、対策が抜けているのです。
いきなり計画してやってみる。
チェックせずにまた別のことを計画してやり始める。
またこれもチェックしない。
これではノウハウが蓄積されずいつまでも成長できません。
まず計画ではなく、今やっている仕事の実績をしっかりチェックし、問題があれば対策を行う。
これを徹底していくことです。



そうですね。
私も計画を立てるのは好きですが、正直、計画倒れになることが多いです。(汗)
チェックと対策が抜けているのですね。反省です。
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2008年10月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200810