お客様は「えこひいき」しなさい!

この言葉は月刊トークス2008年7月号でご紹介した本(中経出版刊)のタイトルです。
著者は、東芝ITコントロールシステムで顧客管理システムグループ責任者を務める高田靖久(たかた・やすひさ)さん。
高田さんは次のように書いています。


売り手は、客を平等に扱おうとします。
全ての客が大事だと、社員教育を徹底します。
しかし、客の気持ちはどうでしょう。
初めて利用した客と、100回利用した客。
年に1万円しか使わない客と、1000万円使う客。
果たして同じサービスでもてなしていいのでしょうか?


「私と他の客を、一緒にしないでよ!」そう思うのが普通ではないでしょうか。
ここに顧客不満足が生まれています。
しかも常連客に、です。
不満がたまった客は、いつしかその店から離れていきます。
理由は明白です。
上位客なのにえこひいきされず、他の客と同じサービスを受けたからです。



あなたの店ではえこひいきしていますか?
そしてそのえこひいきは、どのスタッフが接客しても、また、客がいつ来ても、
組織としてきちんとえこひいきできる「仕組み」になっていますか?
この本は月刊トークス2008年7月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200807