接続詞を強調する


この言葉は『99%は論理力 1%は直感力』(ビジネス社刊)に出てきた言葉です。
著者はテレビやラジオでも活躍中のサイエンスライター竹内薫(たけうち・かおる)さん。
竹内さんは次のように書いています。


日常生活における論理とは「接続詞」のことだと言っても過言ではありません。
なぜ、接続詞が大事なのかというと、「そして」とか「さらに」とか「だが」といった接続詞が
われわれの言葉のつながりを規定しているからです。
前の文章、間に入る接続詞、そして後ろに続く文章が誰にでも分かるようにしっかりつながっていれば、
論理的ということになります。


例えばテーマが四つあったとすれば、それぞれのつながりの接続詞を決めておきます。
「さて、今日は」と始めて、内容を一度まとめるときは「つまり」と入れ、
違う内容を話すときには「とはいえ」などと入れていきます。
そして最後に、「ちなみに」などと付け足して終わらせれば、単純ですが、すっきりします。
そういうふうに接続詞を強調すると、聞いている人は論理的なつながりを理解できます。



さて、つまり、とはいえ、ちなみに
あなたの接続詞の使い方はいかがですか?
この本は月刊トークス2008年1月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200801