十戦十勝ほど怖ろしいものはない


この言葉は『一勝九敗』(新潮社刊)に出てきた言葉です。
著者はユニクロを展開するファーストリテイリングCEOの柳井正(やない・ただし)さん。


柳井さんは次にように書いています。


一直線に成功ということはほとんどありえないと思います。
成功の陰には必ず失敗があります。
当社も実態はたぶん一勝九敗程度です。
10回やれば9回失敗しています。
この失敗に蓋をするのではなく、財産ととらえて次に生かすのです。
致命的な失敗はしていません。
つぶれなかったから今があるのです。
十戦十勝ほど怖ろしいものはありません。
一勝九敗だからこそ、一つの成功に深みがあり、次につながる大きなパワーが生まれるのです。


この本の中で柳井さんは、
ユニクロ一番最初のオリジナル商品が失敗に終わったこと、
スポーツカジュアルの「スポクロ」、ファミリーカジュアルの「ファミクロ」という新しい業態も失敗・・・。
フリースですごいブームになった1998年の原宿店オープンに漕ぎつける前は失敗の連続だったと
書いています。


「失敗を財産ととらえて次に生かす」
成功者はすべてそういう考え方をしておられますね。
こういう本をたくさん読んでいるのに私はまだまだで、すぐ落ち込んでしまいます。
しかし、この本をはじめ、いろいろな先生の教えを思い出し、立ち直るのがはやくなりました。
あなたはいかがですか?


この本は月刊トークス2004年2月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2004.html#200402
残念ですが、この号は完売です。
申し訳ありません。