ピンチはチャンスだ!ありがとう


この言葉は『「ありがとう」戦略』(サンマーク出版刊)に出てきた言葉です。
著者はヒューマンウェア研究所所長の清水英雄(しみず・ひでお)さん。
清水先生とは一度カセットテープを一緒に作らせていただきました。
タイトルは『ピンチはチャンスだ!ありがとう』ですが、残念ながら完売しています。
それはさておき本書に戻ります。


清水さんは次のように書いています。

ピンチなのに「ありがとう」はないだろう、と思われるかもしれません。
しかし、ピンチだからこそ「ありがとう」なのです。
言葉には霊力とでもいうべき不思議なエネルギーが宿っています。
これを「言霊(ことだま)」といいます。
言霊信仰は、決して迷信などではありません。
縁起のよい言葉を使っていれば順調に事が運び、
縁起の悪い言葉を使っていれば不幸を招いてしまうというのは、
多くの人々が証明しているように心理学的にいっても真実なのです。


従って、ピンチや逆境に陥ったからといって、言葉づかいまで消極的で否定的になるべきではありません。
むしろそういうときこそ、積極的で肯定的な言葉づかいをするよう心がけなければなりません。
それらの言葉に含まれる強力な言葉のエネルギーが、ピンチをチャンスに変えてくれるからです。


言葉には「明元素(めいげんそ)言葉」と「暗病反(あんびょうたん)言葉」とがあります。
「明元素」とは明るく元氣で素直で素敵という意味であり、
「暗病反」とは暗くて病的で反抗的という意味です。
具体的にいうと、
「ありがとう」「できる」「やってみよう」「楽しい」「すばらしい」などが「明元素言葉」です。
一方、
「忙しい」「疲れた」「イヤだ」「不幸だ」「難しい」「できない」「やりたくない」などが「暗病反言葉」です。

「明元素言葉」を使っていると、物事や状況に対する感謝の氣持ちがわいてきます。
また逆も真なりで、感謝の氣持ちを抱いていると「明元素言葉」が自然と口をついて出てくるようになるのです。


いかがでしょうか?
いつも「明元素言葉」を使うようにしようではありませんか。


この本は月刊トークス2003年10月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2003.html#200310

残念ですが、この号は完売です。
申し訳ありません。