AKB48総選挙とマーケティング

昨夜はAKB48総選挙の模様がTV中継されていましたね。
受賞後の短いスピーチで、みんな若いのにしっかり自分の意見を言っているのに感動しました。

アイドルには縁遠い中高年の私(苦笑)がこの総選挙に興味を持ったのは、
最近、『お金をかけずにお金を稼ぐ 【儲け】のアイデア発想術 』(ぱる出版刊)という本を読んだからです。



著者の岩波貴士(日本アイデア作家協会代表)さんは次のように書いています。



アイドルグループ「AKB48」は、CD購入者に投票権を与え、毎年メンバーの人気投票を「総選挙」という形で実施しています。
その白熱ぶりは社会現象とまで呼ばれたほどであり、彼女らを国民的アイドルグループにした演出法の1つとされています。


お客様に「発表の場」や「活躍の場」を与えることは、お客様のもつ「社会的欲求」を満たす効果を与えます。
人間には、自分が脇役ではなく主役として活躍できる場を求める心理があるのです。
この心理を利用した具体例には次のようなものがあります。


妊婦さんや、赤ちゃんをもつお母さんを対象にした、いわゆる「赤ちゃん雑誌」では、出産後の読者の赤ちゃんの写真を掲載する企画を実施しています。
多くのお母さんは、わが子が掲載された雑誌を親戚に配るため、複数購入する結果になるものです。
類似の企画は、ペット雑誌や趣味の雑誌などにも多く見られます。


この本は6月20日発行の次号でご紹介します。
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