相手の言葉で語る

この言葉は『自分の言葉で語る技術』(クロスメディア・パブリッシング)に
出てきた言葉です。
著者の川上徹也(コピーライター)さんは次のように書いています。


誰かに何かを語るとき、相手が理解しやすい言葉を使うことを意識しましょう。
経営学ピーター・ドラッカーも、その著書『マネジメント』で、こう書いています。
ソクラテスは、大工と話すときは大工の言葉を使えと説いた。
 コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない』


テレビで池上彰さんのニュース解説がよく伝わるのは、受け手の言葉で語っているからです。
専門用語を使って語る学者に比べると違いがよくわかるでしょう。
受け手の言葉で喋っている池上さんが、もっとも「自分の言葉」で語っているように見えます。
逆説的ですが、「相手の言葉」で語ることが、
他人から見て「自分の言葉」で語っているように見える秘訣なのです。


相手の言葉で語る
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