相手の言葉で語る
この言葉は『自分の言葉で語る技術』(クロスメディア・パブリッシング)に
出てきた言葉です。
著者の川上徹也(コピーライター)さんは次のように書いています。
誰かに何かを語るとき、相手が理解しやすい言葉を使うことを意識しましょう。
経営学者ピーター・ドラッカーも、その著書『マネジメント』で、こう書いています。
『ソクラテスは、大工と話すときは大工の言葉を使えと説いた。
コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない』
テレビで池上彰さんのニュース解説がよく伝わるのは、受け手の言葉で語っているからです。
専門用語を使って語る学者に比べると違いがよくわかるでしょう。
受け手の言葉で喋っている池上さんが、もっとも「自分の言葉」で語っているように見えます。
逆説的ですが、「相手の言葉」で語ることが、
他人から見て「自分の言葉」で語っているように見える秘訣なのです。
相手の言葉で語る
あなたはいかがですか?
この本は月刊トークス2011年11月号でご紹介しました。
http://www.talksnet.jp/new_books.html
この本をアマゾンで購入する
http://www.talksnet.jp/201111_4.html