マネジャーとは中間管理職ではなく、中心管理職だ


この言葉は『ユニクロで学んだ「巻き込み」仕事術』(ダイヤモンド社刊)に出てきた言葉です。
著者は外資系企業やユニクロなどを経て、現在は経営コンサルタントの田中雅子さんです。
田中さんは次のように書いています。


チームにはさまざまな個性の人が働いており、自分との相性や好き嫌いも確かにあります。
しかし、メンバーを入れ替えることはできないので、現有戦力で改革を行うためには、
メンバーのいいところに積極的に目を向ける必要があります。
そのためには、大前提として、メンバーの強みや弱みを正確に把握しなければなりません。
そこで、まず相手を知るために、相手との関係を洗いなおすことを始めました。


最初に認識を変えたのは、マネジャーである自分の立ち位置でした。
それは、マネジャーとは中間管理職ではなく、中心管理職だということです。
中間であるという認識からは、目線が上と下だけに向いてしまいますが、
巻き込む対象は上や下とは限りません。
同僚や隣の部署、時に社長を巻き込むことも頻繁にあります。
自分の部署を超えて、上下横ななめを常に見ることが大切です。
中間と思うと大きな壁が生まれますが、中心という意識を持っていれば、
さまざまなメンバーや部署や階層を超えた関係を柔軟につくることができるのです。



「マネジャーとは中間管理職ではなく、中心管理職だ」
この本は月刊トークス2011年8月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2011.html#201108

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