売らずに、売れる方程式


この言葉は『36倍売れた! 仕組み思考術』(ライブドアパブリッシング刊)に出てきた言葉です。
著者は電話とDMを駆使した独自の「売れる仕組み」を構築。
創業2年半で営業利益1億円を達成した保険代理店おまかせホットライン社長の
田中正博(たなか・まさひろ)さん。
田中さんは次のように書いています。


「売らずに、売れる営業術」の目的はズバリ、「売れる」ことです。
「売る」ことではありません。
「売る」、これはよくよく考えてみると、とんでもなく難しいチャレンジだと分かります。
何しろ、こちらから何かを働きかけて人様を変えるわけですから、至難の業です。
さらに悪いことに、そうした努力が報われる保証はどこにもありません。
なぜなら、買う、買わないの決定権は100%お客様にあるからです。


人を変えるのではなく、状況を変えましょう。
お客様に「それを買ってください」と働きかけるのではなく、
「それが欲しい」と思わせる状況を作り出すのです。


では、どうすれば、お客様に「それが欲しい」と思ってもらえるのか?
その答えは簡単です。
買わずにはいられない魅力的な商品を用意して、それを欲しいと思う人の前にそっと置いてみる。
で、こう言うのです。「これ、いかがですか?」
これがあらゆるセールスにおける「売らずに、売れる方程式」です。


「人を変えるのではなく、状況を変える」
これを考えなくてはなりませんね。
あなたの会社には「売らずに、売れる方程式」はありますか?
この本は月刊トークス2008年9月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2008.html#200809