非常識にかける!
これは『考える力、やり抜く力 私の方法』(三笠書房)に
出てきた言葉です。
この本の著者は、青色発光ダイオードという大発明を、徳島県阿南市の
日亜化学工業勤務時代にたった一人で成功させた中村修二さんです。
中村さんは2000年2月、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授に
就任されましたが、成功の秘訣を「考える力、やり抜く力」こそがすべてだ
といいます。
当時、大多数の人はセレン化亜鉛を青色発光ダイオードの有力な材料として
選び、日夜研究していました。中村さんはあえてこの本命を外し、
非常識に思える窒化ガリウムを選び、実験にとりかかったのです。
そして、1993年11月、青色に取りかかって四年目、
とうとう青色発光ダイオードの製品化に成功しました。
常識を超えるところにビッグチャンスがあるならば、
たとえ可能性が薄いと周囲が見ても、非常識にかけてみることだと、
中村さんは言います。
成功は、考える力、発想の転換とやり抜く執念が大切だということですね。
井戸は水が出るまで掘れということなんですね。
私も発想の転換をトライしているのですが、なかなかできません。
やり抜く執念だけは持ち続けようと思い続けて16年目に入りました。
しかし、まだまだ考える力も執念も足りないようです。
『考える力、やり抜く力 私の方法』はCD化第4号の2001年4月号で
ご紹介しました。
http://www.talksnet.jp/backnumber_2001.html