あるものを追うな。ないものを創れ!
この言葉は『仕事は楽しむが勝ち!』(かんき出版刊)に出てきた言葉です。
著者は創業からわずか10年足らずで東証一部上場、フェイス・グループ代表の平澤創さんです。
平澤さんは次のように書いています。
フェイスの理念は、「あるものを追うな。ないものを創れ!」です。
ないものを創るというのは、何も革命を起こせと言っているわけではありません。
必要なのは進化です。
飛び抜けた発想には一次的な面白さはあるかもしれませんが、
継続性に乏しいことも多く、マーケットを作るまでには至りません。
人が求めるものは、本質的に昔と変わりません。
たとえば、ツイッターがウケているのは、仲よく、人とつながっていたいという欲求に合致しているからです。
ないものを創れというのは、そんな普遍的なニーズを知った上で、今の時代に最も適した方法を見つけ出すということです。
私のなかでのマーケティングとは、歴史を通じて普遍的なものを探る作業です。
そして、それに置き換えられるもの、進化させられるものを見つけ出したとき、
その日を境に革命のような変化が起きることがあります。
しかし、仕掛けた側が革命を起こせるわけではありません。
人々がそこに普遍的なニーズを見出し、便利さや新しさを感じて飛びついたときにこそ、革命が起きるのです。
この本は月刊トークス2011年7月号でご紹介しました。
http://www.talksnet.jp/backnumber_2011.html#201107
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