戦わずして勝つ


この言葉は『孫子の兵法』(日本経営合理化協会刊)に出てきた言葉です。
著者は経営コンサルタントの濱本克哉さん。
濱本さんは次のように書いています。


「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」
孫子は「戦わずして勝つ」を最善としました。
中小企業における「戦わずして勝つ」とは、価格競争をしないということです。
たとえ同じ商品で値段が高いにも関わらず、
自社から買ってもらえるようにするのが、「戦わずして勝つ」戦略です。
そのためには独自の商品やサービスを開発したり、新しい需要を創造するなどして、
他社と戦わずに自社の収益を伸ばせるように努力することです。
もちろんこれは簡単なことではありません。
しかし、社長は常にこの理想を追い求め、
この状態を作り上げるために腐心しなくてはならないのです。


「戦わずして勝つ」
あなたはこの理想を追い求め、この状態を作り上げるために腐心していますか?
この本は月刊トークス2010年8月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201008