今の仕事のやり方や考え方を変えてみる


この言葉は『クラッシュ・マーケティング』(実業之日本社刊)に出てきた言葉です。
著者はアメリカの数多くのメディアから「マーケティングの天才」と高く評価される
コンサルタントのジェイ・エイブラハムさん。
監訳者はビジネスプロデューサーの金森重樹さん。
エイブラハムさんは次のように書いています。


あなたのビジネスは、もしや行き詰まっていないでしょうか。
皮肉なことに、人は行き詰まりを感じれば感じるほど、残念な結果しか出ていないにもかかわらず、
現状や今のやり方から離れがたくなります。
しかし、今の仕事のやり方や考え方を変えてみるべきです。
たとえば販売かマーケティングか広告のどれかで、今までと違うやり方を一つだけ試したら、
それが前よりも二割いい結果を生むかもしれません。
そこでやめたら駄目です。
次の手が四割アップにつながるかもしれないではありませんか。


中小企業オーナーのほとんどは、マーケティングを一切しません。
しかし、マーケティングのやり方を変えれば、結果が変わります。
広告で売り文句の表現を変え、買い手の不安を取り除いたら、売上が21%もアップしたことがあります。
媒体に何らかの手を加えた結果、売上が四倍に増えたこともあります。
マーケティング方法を変えれば、結果は変わるのです。


今の仕事のやり方や考え方を変えてみる。
もちろん変えてはいけないこともあるでしょうが、固執するのは考えものですね。
マーケティングだけにかかわらず大切な考えだと思います。
この本は月刊トークス2010年1月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201001