プレスリリースは依頼状ではない


この言葉は『プレスリリースはラブレター』(万来舎刊)に出てきた言葉です。
著者は放送作家、戦略的PRコンサルタントの野呂エイシロウさん。
野呂さんは次のように書いています。


プレスリリースに対して大きな誤解がよく見受けられます。
それは、プレスリリースというものを、
情報を掲載してもらうための依頼状だと考えている人が多いことです。
それは大きな間違いです。そのようなリリースを受け取るメディア側は、
実際のところ「お願いされてもなあ」と思っています。
あまりにもお願い事が多すぎると、
「それは広告だから、広告枠を買ってください」と考えてしまいます。


では、どうすればいいのかというと、お願いではなく、提案をすればいいのです。
「弊社のこの商品、これからの季節にとっても役立つのです!」、
「弊社のこの技術を使えば、もっと生活が楽しくなります!」、
「多くの人の悩みを解消することに成功しました!」というような内容になれば、
リリースを受け取るメディア側も、単なる商品の宣伝としてではなく、有益な情報と考えます。
「お願い」ではなく「提案」を。
情報の提示の仕方が変わるだけで、メディアの反応は大きく変わってきます。


トークスの岡田は過去87回もメディアで紹介していただいています。
→ http://www.talksnet.jp/publicity.html
しかし、自分でリリースを書くときには「お願い」しているようで反省しきりです。
あなたの会社のプレスリリースは依頼状になっていないでしょうか?
この本は月刊トークス2009年12月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200912