アイデア・パートナー


この言葉は『「哲学頭」の仕事術』(海竜社刊)に出てきた言葉です。
著者は伊藤忠商事名古屋市役所勤務を経て現在は徳山工業高等専門学校准教授、
哲学者の小川仁志さん。
哲学者の小川さんは次のように書いています。


自分の発想とは異なる仕方でものごとを考える人を「アイデア・パートナー」としておくと有益です。
そういう人と対話したり、アドバイスを仰ぐと、自分に不足している部分を補ってくれたり、
自分では気づかない部分を気づかせてくれることが多いからです。


イデア・パートナーは優秀な人でないと相手が務まらないかというと、そうでもありません。
例えば子どもと話していると、意外な発想に驚かされることがあります。
大人である自分とはまったく違う発想をするのです。これはこれで有益です。
また、異性や外国人相手に「知のスパーリング」をしてみるのもいいでしょう。
要は、自分と違う思考様式を備えていそうな人ならそれでいいのです。



私も最近、頭の中が煮詰まっておりましたので、見方・考え方を変えようと思い、
昨日メルマガ読者の方によく見るサイトや読んでいるメルマガを尋ねてみました。
 http://archive.mag2.com/0000079782/index.html
すると早速数人の方からお返事をいただきました。
もちろん同じようなサイトやメルマガを見たり読んだりもしているのですが、
私の全然知らないものもたくさんありました。
それらを眺めていると行き詰まっていた頭の中がどんどんクリアになっていきます。
本当にアイデア・パートナーのおかげと感謝しております。
この本は月刊トークス2009年6月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200906