行動が変われば自然に思考が変わる


この言葉は『うちの社長は、なぜ「ああ」なのか』(サンマーク出版刊)に出てきた言葉です。
著者は経営コンサルタントの石原明(いしはら・あきら)さん。
石原さんは次のように書いています。


「何度トライしてもお店を5店舗以上増やせない」
「どんなに努力しても年商10億円の壁を突破できない」
「社員数30人の会社が50人に増やそうと採用しても、結局20人が辞めて30人になってしまう」
といった「無限ループ」から抜け出せないまま、やがて衰退してしまうというのが、
「中小企業病」特有のパターンです。


本書の中の5つのエピソードでは、恋愛したり、格闘技に強くなったりなどの、
およそ経営指南とはほど遠いことを提案しました。
これはすべて無限ループから抜け出すために、まずは行動を通じて気づくための方策だったのです。
一見、突拍子もないことから社長自身が大事なことに気づき、
その結果経営が改善されたといったことを、私は何度も経験しています。
人の思考を変えるのは至難の技です。
だからまず行動してもらいます。
行動が変われば自然に思考が変わるのです。


「行動が変われば思考が変わる」
本当にそう思うことがありますよね。
あなたも何度かそんな経験をしていませんか?
この本は月刊トークス2009年3月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200903