看板商品は誰もが知っている大衆商品にする


この言葉は『200メートルの行列ができる繁盛店はこうつくる!』(同文舘出版刊)に出てきた言葉です。
著者は和歌山県でケーキ店とイタリア料理店を経営し、両店の商品をネット通販でも販売している山添利也さん。
山添さんは次のように書いています。


お客様の大行列を作るためには、決断すべきことがあります。
それは看板商品を何にするかという決断です。
看板商品は、誰もが知っている大衆商品にしなければなりません。
洋菓子店ならチーズケーキ、プリン、ロールケーキ、シュークリームなどです。
これらは、商品名を言われただけで、どんなものかを頭にイメージすることができる商品です。
後は、どのようにおいしいのか、他とどう違うのかを説明できれば、お客様にすぐ理解してもらうことができます。


逆に、大衆商品でない商品は、お客様に商品の基本知識から説明しなければなりません。
その知識をお客様に得てもらうためには、多大な労力とお金がかかってしまいます。
そういうことは、体力のある大手に任せましょう。
小さな店は、誰もが知っている大衆商品を、他店よりもおいしくすることで勝負するべきなのです。


あなたの会社の看板商品は何ですか?
この本は月刊トークス2010年8月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2010.html#201008