集客はケチらない


この言葉は『1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40』(中経出版刊)に出てきた言葉です。
著者は経営コンサルタント、いろは社長の竹内謙礼さん。
竹内さんは次のように書いています。


集客の際に最もしてはいけないことは、広告費や目玉商品を中途半端にケチってしまうことです。
「無料プレゼントにすればいいのに、半額にして販売してしまう」、
「50万円の広告枠よりも、40万円の広告枠を買ってしまう」、
「先着商品を100個用意すればいいところを50個にしてしまう」。


できるだけ赤字を出したくない気持ちはわかりますが、
集客に関しては、利益や経費よりも「人を集めること」が最優先です。
顧客獲得コストさえ採算分岐点を越えなければ、トコトン投資するべきです。


ただし、「集客はケチるな」ということの意味も、単純に考えてはいけないケースもあります。
例えば、ネットショップの場合、「無料プレゼント企画」で集客しても、
なかなか購入者レベルまでステップアップしてくれるお客さまを集めることができません。
この場合は、無料プレゼントで集客するよりも、
格安商品でお客さまを集めたほうが「買う意欲のあるお客さま」を集めることができます。


このときに注意しなくてはいけないのが、この「格安」というのを、ケチらないという点です。
3000円のスイーツを、あえて1000円で販売する。
インパクト重視で「10円化粧品」と銘打って激安販売する。
このように、「無料」から「販売」のスタイルにシフトしたとしても、
根本的なところでは「集客はケチらない」という姿勢は守らなくてはならないのです。



あなたの会社ではいかがでしょうか?
この本は月刊トークス2009年11月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200911